以前はホルモン療法と生薬が主流だった前立腺肥大の薬物療法ですが、解析が進み、イロイロな症状に対する原因治療としての薬が開発されてきました。
前立腺肥大の治療に使われる薬品を紹介します。
◎ホルモン剤
抗アンドロゲン薬とも言われます。
男性ホルモンのアンドロゲンを押さえる作用があるからこう呼ばれることがあります。
女性ホルモンの黄体ホルモンを補うことで、男性ホルモンを抑えて、前立腺肥大を小さくする薬です。
平均で、30%ほど、前立腺を縮小させます。
70%まで縮小の可能性があるそうです。
薬の服用をやめると、縮小した前立腺は元の大きさに戻るといわれています。
この抗アンドロゲン薬は、血清PSA値を低下させるので、前立腺がんであった場合は発見が遅れることがあるので注意が必要です。
※血清PSA・・・前立腺特異抗原のことで、前立腺がんの場合は、この数値が上がるので、PAS測定をして前立腺がんの検査をします。
☆薬品名
- プロスタール
- パーセリン
副作用として、勃起障害、性的機能の低下、乳首の腫れ、痛みがあります。
最近は、女性ホルモンではなく、また、天然の女性ホルモンにも似ていない、非ステロイド性の合成されたホルモン剤が開発されています。
しかし、完全に男性機能を低下させない抗男性ホルモン剤は、今のところ日本には存在しません。
服用は、4ヶ月を目安に、副作用を考慮しながら行います。
定期的に肝機能や糖尿病などの決められた検査を受ける必要があります。
前立腺肥大の治療と症状