以前はホルモン療法と生薬が主流だった前立腺肥大の薬物療法ですが、解析が進み、イロイロな症状に対する原因治療としての薬が開発されてきました。
前立腺肥大の治療に使われる薬品を紹介します。
◎抗コリン剤
前立腺肥大の患者さんのほとんどが、膀胱が過緊張状態になっているといわれています。
膀胱が過緊張状態だと、膀胱に少ししか尿が溜まってないときでも、トイレに行きたくなるのです。
膀胱炎の症状を同じですね。
この膀胱の過緊張状態をとるのが抗コリン剤です。
抗コリン剤とは、アセチルコリンの働きを抑える薬です。
この状態が進んで、尿意が強くなると、ひどい場合には、切迫性失禁にまで進みます。
アセチルコリンという物質が、ムスカリン受容体(M受容体)というたんぱく質に結合すると、膀胱が収縮するため、アセチルコリンをM受容体と結合できないようにすることで、膀胱の過緊張状態をとり、頻尿や切迫性失禁を間然するのです。
頻尿で昼は外出が出来なかったり、夜は睡眠が取れなかったり、切迫性失禁まで進むともう、深刻です。
こうなると、日常生活にも支障が出てきますよね。
こうした、日常生活を改善させるための薬のことをQOL改善薬ともいいます。
バイアグラや低容量ピル、発毛剤などがこれにあたります。
※QOL・・・Quality Of Life。つまり生活の質のこと。
☆薬品名
- ポラキス
- パップフォー
☆副作用
- 唾液が出なくなる(口乾)
- 便秘
- 尿が出にくくなる(膀胱の筋肉が弱まるため)