以前はホルモン療法と生薬が主流だった前立腺肥大の薬物療法ですが、解析が進み、イロイロな症状に対する原因治療としての薬が開発されてきました。
前立腺肥大の治療に使われる薬品を紹介します。
◎5α還元酵素阻害剤
前立腺は、ジヒテストステロン(DHT)によって大きくなることがわかっているので、5α還元酵素を働かなくすることで、前立腺を大きくさせないようにする薬です。
5α還元酵素阻害剤の使用で、前立腺細胞中のDHTが80〜90%減少するという報告もあります。
☆5α還元酵素
前立腺内の男性ホルモンのテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変える酵素。
☆ジヒドロテストステロン(DHT)
抜け毛の原因といわれている男性ホルモン。
5α還元酵素によって、化学変化を受けたもの。
前立腺肥大の予防になると考えられる。
テストステロンの作用よりも、10倍強い男性ホルモン。
この、5α還元酵素阻害剤は日本では未認可ですが、これと同じ成分の健康食品としてノコギリヤシ(Saw Palmetto)というものがあります。
☆ノコギリヤシ(Saw Palmetto)
5α還元酵素の働きを阻害する作用がある。
北米原産の小型ヤシ科植物。
種子はアメリカ先住民族の食用とされ、同時にアメリカにおいては、男性向けの薬として用いられている。
有効成分のオクタコサノールに男性ホルモンの生成を抑える作用があり、前立腺肥大の改善が期待される。
種子から抽出されたヘキサンオイルには、排尿困難を改善するはたらきがあることが確認されている。
前立腺肥大の治療と症状