かつては、開腹手術が前立腺肥大の治療として主流でしたが、最近は、経尿道的前立腺切除術(TURP)が主流になっています。
しかし、経尿道的前立腺切除術(TURP)は、技術的に難しく、合併症が多いため、日々、最先端の技術を駆使した手術法が開発されています。
◎経尿道的前立腺切除術(TURP)
尿道の先端から電気メスが装備された内視鏡を入れて、患部を見ながら前立腺を尿道内部から削り取る方法。
術後は数日間尿道カテーテルを入れる必要があり、普通は1週間程度でカテーテルをはずし退院できる。
削り取るって表現からもわかるように、出血が多いのが欠点です。
技術的にも難しい手術で、合併症が多い手術です。
多分に、外科医の手腕が問われます。
合併症として、静脈洞を傷つけてしまい、多量の出血をしてしまったり、括約筋を傷つけて、尿失禁を招いたりします。
大きな合併症としては、逆行性射精があげられます。
約50%の人に現れる症状です。
逆行性射精とは、精子が尿道を通って外に出ないで、膀胱側に射精してしまう事です。
神経の障害で、尿道内括約筋がしまらないためにおこります。
達成感もキチンとあり、膀胱に射精された精子も、次の排尿の時に一緒に排泄されるので害はありません。
ごくまれに、勃起障害や尿失禁が起こります。
手術時間は麻酔の時間も含めて2時間程度で終わります。
前立腺肥大の手術の約95%をこの、経尿道的前立腺切除術(TURP)が占めているのが現状です。
前立腺肥大の治療と症状