かつては、開腹手術が前立腺肥大の治療として主流でしたが、最近は、経尿道的前立腺切除術(TURP)が主流になっています。
しかし、経尿道的前立腺切除術(TURP)は、技術的に難しく、合併症が多いため、日々、最先端の技術を駆使した手術法が開発されています。
◎PVP法
米国のLaserscope社が、開発したKTPレーザーという、新しいレーザーによる、前立腺肥大に対する内視鏡手術です。
日本では、KTPレーザー本体が、薬事審査に未通過のため、保険適応外になります。
高エネルギーのKTP(チタンリン酸カリウム)レーザーを照射して、前立腺を蒸散(組織を吹き飛ばす)させることによって、内向を広くする手術です。
これまでの、レーザー治療と違い、短時間で、ほとんど出血もせずに、前立腺を蒸散させることが出来ます。
術後の痛みがほとんどなく、尿道カテーテルも長くて翌日には外せます。
そのため、手術は日帰りか、1泊2日で行うことが可能です。
欧米では日帰り手術が盛んに行われています。
術後の男性機能にも影響をしないですし、逆行性射精が現れる確立も4〜5割をTURPに比べ、少し少ないです。
☆PVP法の長所
手術成績はTURP(経尿道的前立腺切除術)とほぼ同等
手術中の出血が少ない
手術後の尿道カテーテルの留置期間が短い(1日程度)
入院期間が少ない(日帰り〜2泊)
術後の逆行性射精がTURP(経尿道的前立腺切除術)に比べて少ない
術後のEDが少ない
☆PVP法の短所
保険適応外のため、自費診療となるため、総額100万前後の費用がかかる(病院による)
手術により、組織が取れなかった偶発ガンを見落とす可能性がある
前立腺肥大の治療と症状